「ふたりで幸せな家庭を築いていきます!」
結婚式でよく聞くフレーズ。
じゃあ幸せな家庭ってどんな家庭?
きっと、その基準はそれぞれの家庭で違うもの。
あれ、うちが目指す家庭はどんなだったかな?
と思ったら、
「ライフプランニング」をおすすめします。
ここでいう「ライフプランニング」は、何年後に、何をするか(何をしたいか)といった、家族年表を作ることです。
人生設計とか、将来設計とも言えます。
ライフプランニングは、「夢」を洗い出していく側面と、その「夢」の実現に必要な「お金」をはっきりさせる側面があります。
ライフプランニングで、お互いの価値観(夢)の共有と、お金の対策をたてる準備をしましょう!
- 結婚したはいいけど、今後のことがふわっとしている
- パートナーの夢をよく知らない
- 生きていくのにお金ってどれくらいかかるのか知りたい
当記事には「夢」というフレーズがたくさん出てきます。苦手分野の方はご注意ください。
この記事の目次
ライフプランニングのメリット
夫婦で価値観の共有ができる
子どもは欲しいか、いつ頃ほしいか、子どもの進路はどうするのがいいと思うか、どこに住みたいか、どんな生活がしたいか、、、
家庭を形づくるポイントは沢山あります。価値観が共有できると家庭づくりの方向性をイメージできるので、不安がぐっと減りますよ。
相手の本音を聞き出すツールとして
ふだん生活していて、話し合うとしても
「食器洗いをどっちがするか」
「たたんだ洗濯物をしまってほしい」
「自分ばっかり掃除をしてる」
とか、そんな日常的な要望ではないでしょうか。
なかなか
「将来、どうしたい?」とか、
「夢はなに?」なんて、キラキラしたこと、聞けない。
実はパートナーが「何年かしたら、スキルアップのために転職をしたい、、、」
なんていう本音を持っていたりして。
あらためて「希望を書き出す」場を持ってみると、ささやかな夢だったり、改めて相談するほどでもない(とおもってフタをしている)相手の本音が見えてくるかも知れません!
お金の計画を立てるベースになる
夢を共有したら
- 毎年家族でハワイに旅行がしたい!
- 車が欲しい!
- 毎月楽器を習いに行きたい!
など、お金の準備が必要になるものも出てくるかもしれません。定期的にどれぐらいのお金が必要なのか、計画を立てることができるようになります。夢を現実に近づける第一歩です。
楽しみが増える!
単純に、自分のしたいことを考えるのって、わくわくしますよね。夫婦で共有すると、あら不思議。相手の夢の情報も自然と入ってくるようになるので、楽しみも増えますよ。好きなことについての情報共有が活発になるんです。
ライフプランニングのはじめかた
大きな紙を1~2枚用意します。
次の表のように、計画をどんどん記入していきます。
横軸 | 年 |
---|---|
縦軸 | ひと、車、家、趣味、そのほかイベントなど |
▼記入用のライフプランニングシートはこちらから印刷できます
【エクセル版】ライフプランニングシートをダウンロードする
検討ポイント(例)
何を書き込めばいいかわからない・・・という場合は、次の項目を参考にしてみてください。
- 子ども(いつ、何人、進路・・・)
- 車(購入、売却、カーシェア・・・)
- 家(賃貸、購入・・・)
- 趣味
- ペット
- 老後の生活
- 夢 (自由に!)
ライフプランニングをするコツ
夢、みちゃっていいんです
「なんでもありだとしたら?」という前提で、とにかく書き込んでみましょう。
現実は、夢を見たあとで。
意見の一致が目的ではなく、まずは相手を知ること
考えを出し合ってみたら、え、そんな風に思ってたの?ということが出てくるかもしれません。
でも、急いでこの場で意見を合わせる必要はありません。
それぞれ違ったままでもいいことかもしれないし、
「ふーん、そうなんだ」くらいに思って、生活していくうちにある日突然相手の気持ちが受け入れられるようになったり、相手の気持ちが変わったり、するかもしれないし。
相手の気持ちがわかったうえで生活していくと、相手のやりたいこと関連の情報にも敏感になって、お互い応援しあえたり、ということもあります。
楽しむ!
あとは楽しみながらやってみるだけです!
お金の話
お金の計画に進みたい場合は、この表を完成させたうえで、それぞれの費用がどれくらい必要になるのかを調べてみてください。
生活費に加えてどのくらいの費用があったらいいかの目安がわかるかと思います。
▼エクセルはこちらからどうぞ
【エクセル版】ライフプランニングシート
「お金」の行がグループ化して隠してあります。表の左上にある□2のところをクリックしてみてください。
▼PDFはこちらからどうぞ
【PDF版】ライフプランニングシート(お金)
生活費が知りたい場合は、マネーフォワードやZAIMといった家計簿アプリが便利です。
レシートの写真を撮るだけで記録できたり、クレジットカードや口座の情報を自動的に記録できたりします。
最後に
この記事が、不安の解消や、夫婦のコミュニケーションアップ、お互いの理解度アップのきっかけになったら嬉しいです!
ぜひ、定期的に見直してみてください。